自然保護委員会 加賀白山登山 更新:06.8.18

大阪府山岳連盟60周年記念特別企画(第189回大阪府民ハイキング)
◆加賀白山登山&加賀温泉郷に行ってきました
主催:大阪府山岳連盟 ハイキング委員会・自然保護委員会

2006年7月28日(金)〜30日(日)
参加者:女子10名・男子6名

7/28(金)
先週から、梅雨前線が白山上空に停滞し、昨日の天気予報では大雨の予報に不安を抱き
7時30分JR大阪城公園前を出発する。
途中9:25に多賀SAで20分の休憩をとり、13:05に別当出合駐車場に到着。
登山準備をし駐車場を13:18分登山口へ移動、準備体操をして登山口を13:35出発。
吊橋を渡り、まずヤマアジサイ、オオウバユリたちが、私達を歓迎してくれる。
赤組、黄組の札を付け2チームに分けた総勢16名の一行は、ゆっくりとした足取りで高度を上げていくに従い、高山植物が順次顔を出し始め、登山道脇にゴゼンタチバナ、マイズルソウが咲いていた。
14:25分中飯場でトイレ、水分補給の休憩、ガスで景色は期待はずれ、その分、高山植物に集中ができ楽しむ。センジュガンピ、ヨツバヒヨドリ、アカヤシオ、エンレイソウ、ヤマトユキザサ、ヤマブキショウマ、カニコウモリ、オオバミゾホオズキ、カラマツソウ、オトギリソウ、キンポウゲ、ツマトリソウ、ヤマハハコなどを見ながらゆっくりではあるが高度を稼ぐ、雪渓を横切り、目の覚めるようなtetuhosida30.jpgキヌガサソウを一輪見て、16時09分甚之助小屋、標高1970mを通過、いつのまにか樹木はシラビソ、ダケカンバ、ナナカマドなどに限られ、コイワカカミ、ハクサンチドリ、ヨツバシオガマ、メタカラコウなどが顔をだし、植物が高度を教えてくれるのは嬉しい。
この頃から雨風が強くなり雨具を着け、16時53分室堂への分岐を南風の吹き上げが激しく冷い雨に打たれ、17時05分南竜山荘に到着。

7/29(土)
夜来の激しい雨風は少しおさまったが以前として雨模様、御前峰行きを断念してここから下山することに決定、午前8時下山開始。先程までの雨風は治まり小降りの状態であるが、油断はできない。別当出合〜白峰の車道の通行止めが気がかりだ。
昨日は強い雨風で南竜山荘手前のお花畑は横目で見過ごしたが、今日は高山植物たちの群生状態がよく観察できる。ハクサンコザクラ、ミヤマアキノキリンソウ、アシボソアカバナ、ハクサンフウロ、オタカラコウ、ミヤマダイモンジソウなど、雨に濡れ花が垂れ下がっているものもある。
途中、何班かに分かれた120人の親子(小学生)「わくわく探検隊」と称する団体が大雨のなかを登ってくる。この団体とすれ違う度に足止めを余儀なくされ、中飯場で休憩を取り、11時10分一気に別当出合登山口へ無事下山。
濡れた雨具などをビニール袋にまとめ、ずぶ濡れの体で待たせておいたバスに乗車、
11:45分駐車場を発車。車中での昼食弁当をとり、福井北IC〜14:40加賀ICを経て15時、山中温泉の巨大な旅館 翠明館に到着。
雨に濡れ冷え切った体を温泉に浸り、全員お湯上がり浴衣姿で艶やかに18時から大広間でコンパニオン付きでカラオケが入り豪華な宴会が開かれる。
宴も酣となるも、長谷部神社の「山中夏祭り」への送迎バスが出るということで20時で終了。参道は夜店で賑わう、お神楽の舞を見学して、21:15片岡鶴太郎工芸館前から送迎バスに乗り宿に帰る。久々に、かわいい浴衣と下駄履き姿で夜店回りしてきた女性たちは喜んでいた。旅館に帰り、また温泉につかり就寝。

7/30(日)
予定通り午前8時荷物をバスに預け鶴仙峡を散策することになる。玄関出てすぐに大聖寺川があり、芭蕉堂から1.5kmの鶴仙渓遊歩道が宿を出て大聖寺川に沿ってこおろぎ橋まで通じている。セミ時雨の中「こおろぎ橋」を目指して、淵が発達した美しい渓流に沿ってゆっくり歩く、ノリウツギが花を開き始めている。ヤマジノホトトギスが薄暗い渓谷の林床に一輪咲いていた。
シダとコケが鮮やかに渓谷の淵を飾る。シダとコケは種類も多く、興味のある人は多分、長い1.5kmになるに違いない。川に流れ込む滝などの飛散によるマイナスイオンをたっぷり吸い込み朝の散策としては、最高であった。
こおろぎ橋の近くで迎えのバスに乗り、9:30に大聖寺町の「深田久弥 山の文化館」に到着。玄関前の樹齢800年のイチョウ、その横に樹齢750年のスダジイ、樹齢300年のタブの巨樹に圧倒される。明治43年建築の絹織物工場を改装された会館で重要文化財に指定されており、木立のなかに落ち着いた簡素な会館は深田久弥にピッタリの感じがする。館員の熱のこもった説明にゆっくりと10時35分まで過ごす。近所にある深田久弥の生家、深田印刷の前をバスで通過、最後の観光地「東尋坊」に向かう。
11:10にあわら市の越前加賀海岸国定公園の「東尋坊」に到着。安山岩の柱状節理は、日本海ではここ一ヶ所しかなく、地質学的にも貴重で、国の天然記念物にも指定されている。今日は昨日と打って変わり朝から夏の太陽が照りつける上々の天気、青々とした海原にそそり立つ岩壁、絵葉書そのものを思わせる景観と海の幸に舌鼓を打ち、暑い日射しが照りつける大阪に向かってバスは順調に走り、16時梅田に無事帰着。
白山では雨風に叩かれたが、参加者の皆さんは大変満足気で、60周年記念行事として相応しい楽しい山行であった。

「白山登山コースタイム」

●28日(金)・・・雨 
 7:30 JR大阪城公園駅 出発
 8:15 吹田IC入る。(名神,北陸自動車道)
10:10 福井北IC出る。
13:05 別当出合駐車場着。
13:35 別当出合出発。
14:25 中飯場
15:17 別当覗
16:09 甚之助小屋
16:35 黒ボコ岩への分岐
17:05 南竜山荘到着 (登り途中5回休憩)
●29日(土)・・・雨
 8:05 南竜山荘 出発 
 8:37 黒ボコ岩への分岐
 9:00 甚之助小屋
 9:35 別当覗
10:20 中飯場
11:10 別当出合
11:25 別当出合駐車場



(記:ハイキング委員 宮武 隆)


 
登山口出発

中飯場にて休憩

南竜山荘本館〜ケビンの間の雪渓
10分間雪渓を歩いて南竜荘本館へ

ukisima30.jpg
昨夜宿泊したケビンから移動
朝食7時 南竜山荘食後の団欒


雨の中を下山
kumanohayatamataisya54.jpg
吊橋を渡り11時10分無事下山

南竜山荘前8時下山開始
(画像提供:近畿山岳愛好会 浦上芳啓氏)


雨が降るので屋内集合写真
南竜山荘ロビーにて
(画像提供:近畿山岳愛好会 浦上芳啓氏)
砂防新道に咲いた花
horutonoki37.jpg
ヤマトユキザサ(ユリ科)
kobanmoti47.jpg
ゴゼンタチバナ(ミズキ科)

ノリウツギ
mimizubai51.jpg
コイワカガミ(イワウメ科)
tetuhosida30.jpg
キヌガサソウ(ユリ科)

オタカラコウ(キク科)

オオバミゾホウズキ(ゴマノハグサ科)

オオウバユリ(ユリ科)

ヨツバシオガマ(ユリ科)

センジュカンビ(ナデシコ科)

ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科)

ミヤマカラマツ(キンポウゲ科)

マイズルソウ(ユリ科)

ムラサキヤシオツツジ科)

ハクサンチドリ(ラン科)

長谷部神社の「山中夏祭り」

深田久弥 山の文化館

遺留品展示場

スダジイの巨木とタブの巨木

織物工場経営者の住まい跡

深田久弥 山の文化館 (画像提供近畿山岳愛好会 浦上芳啓氏)

鶴仙峡散策

こおろぎ橋



里谷橋

ヤマジノホトトギス


TOP自然保護委員会 白山登山