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よい天気に恵まれ、山頂まで行けたことは幸運でした。しかし同時に、3000mの冬の山は常に危険と隣り合わせだということも、実感できました。 雪崩の講習、雪洞堀り、そして歩き方や装備に関する注意、コースの見定め方など 3日間に指導していただいたことは有意義で、これからの山行に生かせます。 参加させていただいてありがとうございました。
アルパインコース第2班 仲本 邦子 |
昨年まで八ヶ岳で実施されてた岳連の冬山講習、今年は乗鞍岳、参加を決意した。 比良の事前講習は専らラッセル訓練、乗鞍を想定してだろうか、自身の非力を痛感する。せめて用具だけでもと、新規購入したり改善して本番に備えるが、期待と不安が同居したまま当日を迎えた。 早朝、乗鞍高原着。小雪ちらつく曇り空、リフトを3回乗り継ぎ位ヶ原山荘を目指す。ピッケルを使うかどうかは 「各自の判断」、講師の言葉に戸惑うが、当然のことと納得。ここでもラッセルを繰り返し山荘に到着。 早速、雪崩対策の講習。説明は理解できるものの、実際に自分が対応できるかといえば到底無理だ。ハンドテストにしても、いつどんな場合に行うのか、その結果どんな注意をするのか、イメージできない。経験を積まねばと感じた。 翌朝、晴!またもやラッセル、「冬山講習だから登頂が目的でない」聞いてはいるが、天気も味方してくれている。体力温存して登れるものなら登りたい。肩の小屋直下まで進み2回目の休憩。行動食を摂るように指示がでる。行動食も必要なら自己判断ですばやく摂るべしだろう。その後二手に別れて雪洞作り、結構疲れる土木作業だ。双方が掘り進み。丁度真ん中あたりでつながった。神々しく美しい、真っ白い雪山に立ち入れるのは、ラッセルにへこたれず、雪洞で暮らせ、雪崩を予知できる者のみと実感、厳しい世界だ。 登頂を諦めていたら「アイゼン装着、頂上へ向かう」講師の声に心が躍る。トレースを辿り、強風に耐え剣ヶ峰に立つ。夏の喧騒が嘘のような静かな山頂、我等が独り占め、達成感に浸る。ザックを雪洞に置かした講師の判断のおかげだ。雪山素人の自分には厳しい講習であったが、何より厳冬期3,026m峰登頂の感激で苦しさは全部消え、有意義な講習の印象だけが残った。 *出発時の混雑は順番を決め時差出発にすれば緩和できると思った。 *初心者は「次の行動」が分からないと不安で疲れる。行動予定、装備品なども自分から聞くべしだ。 アルパインコース1班 山本守博 |
初日、乗鞍高原スキー場のリフトを乗り継ぎ、標高2,000m地点へ。スキーにシールを付け、登行を開始した。ツボ足に比べると格段のスピードだが、不慣れなため、少し傾斜がきつくなるとシールがきかず、ズルズルとバックし、前に進めない。「足先ではなく足裏全体に体重をかけるように。」とアドバイスしていただく。キックターンの練習などしながら、2時間ほどで位ヶ原山荘に到着した。スキーの威力か、山荘へは山スキー班が一番のりであった。山荘に荷物をおろし、全班合同で弱層テスト(ハンドテスト)、埋没体験などの、「雪山レスキュー講習」を受ける。 翌朝、天候は回復し、快晴。新雪が積もり、山スキーには絶好のコンディションだ。シール、クトーを装着し、肩の小屋を目指す。きのうの練習の成果か、シール登行のコツが少しはつかめたようだ。雪崩が起こりやすい地形、条件について教わりながら、周りの斜面を観察しつつ、登っていく。「スキーで滑りたくなる斜面」=「雪崩がおきやすい斜面」である場合が多いため、常に雪崩の危険を考えながら、慎重に状況判断しなければならないと指導を受ける。
そして、5分ほど下ったところで振り返り、斜面を見ると雪崩跡が。岩田講師と顔を見合わせ、「あれ? さっき、あんなんあったか?」。 トラバースしようとしていた斜面が、見事に雪崩跡に覆われていた。いきなりの実体験で、あらためて雪崩の恐ろしさを知ることとなった。 その後は順調に高度を上げ、肩の小屋に到着。シール、クトーを外し、滑降の準備を整える。ここからは念願の「滑り」、パウダースノーの中、一気に2,500m地点まで滑り降りた。山荘前の斜面を何度か登り返し、樹林帯など様々な雪質の斜面で滑りを楽しんだ後、山荘周辺でビーコン、ゾンデ棒を使った捜索練習を行った。
今回の講習会では、いつもの登山とはまた少し違った山の楽しみ方を体験しました。また、山スキーの技術だけでなく、雪崩対策や雪山レスキューなども学び、楽しく充実した時間を過ごすことができました。3日間、マンツーマンでみっちりご指導いただいた、岩田講師、そして府岳連スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。 6班 山スキーコース 都倉 由樹 |
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